30代パパのちょっと夢見る成長記録

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【5社内定獲得】私が実践していた面接の事前準備

みなさんこんにちは。ゆうです。

このブログでは、30代未経験からSaaS業界へ年収アップで転職した私が、内定を獲得するために実践してきたことについて発信しています。

今回は私が実践していた面接の事前準備についてです。

2度の転職活動挫折の後、3度目の正直で晴れて転職に成功した私ですが、幸いにも5社から内定をいただきました。5社も内定を獲得できた理由は、事前準備を入念に行ったからだと振り返ります。

なぜ2度も転職活動で失敗してしまったのか。原因は色々と挙げられますが、全ては準備不足につながっていました。準備不足だから自信が持てずに緊張してしまう。準備不足だから回答から軸が感じれられない。準備不足だから志望理由が薄い。あらかじめ考えておかないと上手く答えられるわけがありません。言われてみればその通りでしかないのに、忙しいからと準備を怠ったのが過去の私です。最終面接まで進んでいるにも関わらずです。もちろん準備はしました。けれどもそれは準備をしたつもりになっていただけでした。最終面接に2社落ちた時の絶望感は今でも忘れられません。面接後に「これで落ちたらまた次があるから大丈夫」と無理やり自分を慰めていたのがまあなんとも惨めでした。すみません、話が逸れてしまいましたね。

3度目の転職活動は、ピーク時に11社同時に選考が進む過密なスケジュールでした。現職の仕事があり、パパとして育児の手伝いもありで限られた時間しかありませんでした。それでも、これ以上後悔はしたくないと思い、とにかく事前準備に力を入れました。結果、企業が求める人物像やスキルを意識した一貫性のある受け答えができるようになり、5社から内定をいただくことができました。

今回はそんな面接の事前準備について、私の経験を交えながらお伝えしていきたいと思います。

効率的に、要点を押さえて事前準備を進め、転職活動をなんとしても成功させたい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

  • 面接は受ける前の準備で8割決まる
  • 意外と準備をしていない候補者が多いからこそチャンス
  • 面接の事前準備で私が実践していたこと

 

面接は受ける前の準備で8割決まる

大切なことなので何度も述べますが、面接は受ける前から勝負が決まっていると思ってください。志望度の低い企業ならまだしも、絶対に行きたいと思える企業であればたとえ忙しくても入念な準備を行うべきです。

私は大学時代、横浜駅にある某イタリアンレストランのキッチンでアルバイトを4年間していました。当時お世話になった料理長がよく言っていたのは「飲食店は仕込みが8割」です。野菜や肉のカット、下処理、準備できることはディナー前に仕込んでおく。そうすることで、ピーク時も素早く料理が提供できるわけです。

面接でも同じことが言えます。未経験職へのチャレンジであればなおさらです。時にはアドリブ力が問われる場面もありますが、基本的に聞かれる内容はほぼ決まっています。あらかじめ聞かれる内容がわかっているのに準備しない手はありません。面接は一本約60分の一発勝負。事前準備の有無は思った以上に表れやすいです。

 

意外と準備をしていない候補者が多いからこそチャンス

誰に決められるわけでもなく自分で転職を望んだはずなのに、意外と準備を入念に行わない方が多いです。かくいう私も昔はそうでした。自分で言っておいて恥ずかしい。

私は幸いにも現場責任者として一次面接の面接官を担当させていただく機会がありました。志望理由や転職の軸など気になる質問を投げかけるのですが、その場で考えたような答えが返ってくることが体感的に多かったです。準備不足な方が多いか少ないかは、受ける業界や募集ポジションの年収にも左右される内容のため一概には言い切れませんが、少なくとも、準備をしてきたことが伺えて、芯があり将来性が感じられる方はそれだけで魅力的に映りました。だからこそ、事前準備の大切さに気付くことができたのです。

 

面接の事前準備で私が実践していたこと

早速ですが、面接の事前準備では想定質問の回答文リストを作成していました。作成後、見ずに書き出す練習や、どうしても押さえておきたいワード(企業理念やビジョン)は声に出してインプットしました。私は声に出す練習はそこまで行わず、書き出す練習がメインでした。ここは好みが分かれるかもしれません。声に出したいのであれば、一度書き出した後、試しに練習で面接を受けてみるのがてっとり早かったです。緊張感のあるシチュエーションで、脳が瞬時に、強制的に記憶を呼び起こそうとするので一番練習になりました。

リストを一から作成することもできなくはないですが、エージェントと日程調整を行うタイミングでいただけることがほとんどです。企業ごとにある程度質問の傾向があり、求める人物像についても共有があるので、大いに活用しましょう。インターネット上で「面接 想定質問集」と調べても出てきますので困った時は調べてみましょう。当時私が想定していた質問集を例として載せておきます。

 

・自己紹介

・大学の進学理由

・現職を選んだ理由

・転職理由

・会社の志望理由

SaaS業界を選んだ理由

・現職で一番実績を出せた話(定量ベース)

・実績を出せた要因

・もう一度その時に戻れるとしたら何を改善するか

・周りからどんな人と言われるか

・強みと弱み

・未経験職種に対して今までの経験でどんなことを活かせるか

・面接企業のサービスに対する課題と打ち手

・今までで一番の挫折とそれをどう乗り越えたか

・入社後どんなことに挑戦したいか

・3年後、10年後のキャリア

・入社する企業を選ぶ判断基準

・他に受けている企業とその理由

 

記載した内容は、瞬時に答えられそうで意外と難しいです。また、仮に答えられたとしても、求める人物像と重ならない内容であったり、回答自体が長く論理的でなかったりすると残念な結果を招いてしまいます。ざっと洗い出しても18個の質問。エージェントからくる面接対策に関するメールもとにかく長文です。見ただけで拒否反応が出てしまいますよね。それでも、やらないことには他の候補者に勝てません。

ポイントは、回答全体を通して一貫性が感じられるように、軸に沿って作成することです。一つひとつの質問を点で考えてしまうと、面接が進むにつれて矛盾が生じ、不信感につながってしまいます。

大学はどうやって決めたのか、なぜ現職を選んだのかなどバックボーンから深掘っていき、最終的に転職で実現したいこととつなぎ合わせて作成すると、ストーリー仕立てになり、面接官に伝わりやすい内容になります。また、自分の気持ちに嘘をつく必要はありませんが、企業が求める人物像やスキルと作成した回答文に重なる部分があるかどうかは必ず確認しておきましょう。

 

回答文を作成するにあたり、企業分析や業界知識の把握は欠かせません。企業分析でオススメなのが、決算説明資料の確認です。なぜなら、株主にとって重要な内容をスライド形式でまとめてくれているので、企業の歴史や直近の成績、業界内における強みなどを網羅的に把握できます。なかなか質問で聞かれることはないですが、過去3年間の業績に目を通しておくと本番の自信にもつながります。メンタル面だけでなく、会社の規模やスピード感が把握できるので、面接官と対話をする際にギャップが生まれにくいです。

決算説明資料がない場合は会社説明資料がないか探してみましょう。それでもなければ代表メッセージや、ミッション、ビジョン、バリューについて書かれたページを確認します。さらに現場目線の具体的な内容を知りたい場合は、企業HPやWantedlyに載っている社員インタビューを読んでイメージを湧かせましょう。エージェントやスカウト経由で興味を持つ企業が多いと思いますが、受け身な姿勢で面接に臨むと厳しいです。ものの数分でスタンスは見透かされてしまいます。自分ごととして語れるような準備をしましょう。

 

私の場合、はじめは想定質問の回答文をワードで作成するのに半日から丸一日かけてしまっていました。ですが、一度作成してしまえば一気に楽になります。別企業にも応用できるので長くても2~3時間でまとめられます。作成した回答文は面接後にアップデートを行いましょう。自分で振り返るのと合わせて、エージェント経由で企業からいただいたフィードバックをもとに修正しましょう。面接後の修正作業は1時間もあれば終えられますし、特に懸念点がなければ作業なしということもありました。仮に一度面接が上手くいったからといって気を緩めず、常に改善の意識で取り組むことが重要です。

企業分析も同様で、慣れないうちは半日かけて理解を深めていましたが、慣れれば1時間で事足りるようになってきます。選考プロセスが進むにつれ会社の理解度も深まるので、最初が肝心といっても過言ではありません。私の場合はただ漠然とサイトや資料を眺めるだけだと全く頭に入ってこなかったので、重要だと思う内容を手元のA4用紙に箇条書きで書き出すようにしていました。紙に書くのが面倒という方は、パソコンのメモ帳に書き出してみるのもありです。個人的には、ペンで書くかタイピングするかにそこまで大きな差は感じませんでした。補足ですが、目的をもって分析をすることも効率化につながります(例えば、志望理由を固めたいから企業理念を調べるなど)。

 

最後になりますが、想定質問の回答文作成も企業分析も、アウトプットを積み重ねていくことが大切です。頭では理解できていても、面接でしっかり相手に伝わらなくては意味がありません。私もとにかく手を動かし、頭で考えていることを文字に起こす作業に力を入れました。おかげで頭が整理され、事前準備の質を高めていくことができました。いきなり完璧は求めずに、一度内容を仕上げた後は恐れず面接にトライしてみましょう。振り返りを通じて、たしかな手ごたえを感じるようになってから、本命企業の面接に臨めば、きっと質の高いパフォーマンスを発揮できます。少しでも参考になったという方は、ぜひ今日から試してみてください。

 

以上「【5社内定獲得】私が実践していた転職活動の進め方」でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。