30代パパのちょっと夢見る成長記録

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転職活動をやる前に知っておきたかったこと

みなさんこんにちは。ゆうです。

このブログでは、30代未経験からSaaS業界へ年収アップで転職した私が、内定を獲得するために実践してきたことについて発信しています。

私は2022年1月から転職活動をスタートし、約3ヵ月間で内定をいただくことができました。早い期間で内定を獲得できたように思えますが、2年前、5年前にもトライして失敗した経験があります。ですので、体感としては転職を決意してから実質5年越しで内定が出た気分です。

もっと早く知っていればこんなに長い期間をかけず転職活動を終えることができたのに。そう思えるような気付きがいくつかありました。

そこで今回は、転職活動を行う前に知っておきたかったことについて書いていきます。これから転職活動をしようと考えている方の不安が少しでもなくなると幸いです。

目次

  • きっかけを大事にする
  • 職務経歴書の作成さえ乗り越えればあとは受けるのみ
  • メンタル維持が一番大変だけど重要
  • 退職なんて怖くない

 

きっかけを大事にする

皆さんは何がきっかけで転職活動を始めようと思いましたか?

私は年末年始の休暇が3日間、ひどい時は2日間しかないことに妻が我慢できなくなったことがきっかけです。自分ではもう仕方のないことかなと半ば受け入れてしまっていましたが、妻が「年末に家族団らんの時間が取れないのはもうさすがに我慢できない」と限界に達してしまいました。じゃあ今年中に転職するからと慌てて年始から転職活動を始めました。妻のこの一言がなければ、まだ前職を続けていたかもしれません。

転職活動を絶対にしないといけないわけではないですが、私の場合は転職活動を行ったことでキャリアアップに成功しました。年収は60万円上がったのですが、これを前職で達成しようとすると5年かかる計算でした(半年5,000円アップ)。我慢して続けることだけが正解ではないと思えた瞬間でした。

また、立場上さまざまな社歴、ポジションの社員の給与を見る機会がありました。あきらかに優秀な若手が、活躍できていないベテランよりも安い給料で働いているのです。現状維持に必死で、自分の保身に命を懸けているような中途メンバーが、積極的にチャレンジをしている若手より給与が高い。悲しいですがそれが現実でした。自分のなかで何かしら不満があれば、迷わず転職を勧めます。

少しでも転職活動をしようと思ったきっかけを大事にしてください。逃すとまた動けなくなってしまいます。いつしか動けないことを自分で正当化し始めます。私がそうでした。ノリでエージェントに登録するでも何でも良いです。とにかく現状を変えたいのであれば行動です。

 

職務経歴書の作成さえ乗り越えればあとは受けるのみ

転職活動で一番ネックなのは職務経歴書の作成です。書類選考を通過する職務経歴書はどうやって書けばいいのか正直わからずでした。自分で全て完成にもっていこうとすると心が折れてしまいます。なので、ある程度形に持っていき、その後はエージェントの添削を受けながら進めると詰めの作業が楽でした。

正直、職務経歴書さえ仕上がれば、あとは受けたい企業にエントリーし、結果を待つのみです。最初で最後の山だと思い気合を入れましょう。面接は日時が設定されるので否が応でも受けますが、職務経歴書の作成期限は自分で決めるのでダラダラと先延ばしにしてしまいがちです。一生同じ企業で働くということであれば問題ないですが、いつか転職活動をするのであれば、一度完成させておくといざという時動き出しやすいです。仮に今回面接を受けるまで進まなかったとしても、フォーマットがあるとないとでは作成にかかる時間がだいぶ変わります。同じ職場で仕事を続けるにしても、何を目的に働くかを見直せる機会になります。

職務経歴書の作成が終わった段階で、もう転職活動の5割は終了したようなものです。面接を受ける権利を獲得するためにも、まずは形にしてみましょう。

メンタル維持が一番大変だけど重要

面接で落ちると、自分という人間が否定されたみたいで相当凹みます。ただし、メンタルがやられてしまうと、もう転職はいいやと諦めてしまいます。諦めずに続けたとしても、次はもう落とせないというプレッシャーを感じすぎてしまい、結果また落ちるという負のループもありえます。だからこそ、落ちた後もずっと落ち込んだ気持ちを引きずらないことが大切です。

ここで言いたいのは、本気で行きたかった企業が、必ずしも相手側も同じくらい求めているわけではないということです。憧れの企業だと受けてみても、面接官との相性がいまいち合わないなどざらにありました。同じことを話しても、受け手によって全くリアクションが変わります。ある種巡りあわせだと思い受け入れるしかないのです。

私も2、3社受かると嬉しいなと思える企業があったのですが、二次面接まで進んだ後落ちてしまい、猛烈な脱力感に襲われました。受かれば転職活動を終えられると希望を抱いた矢先、それが一瞬で刈り取られた感覚でした。

自分でコントロールできる領域は限られます。面接の合否は、可能性を高めることはできてもコントロールすることは不可能です。限られた会社だけに捉われることなく、積極的に視野を広げましょう。

これは全員に通ずるものではないかもしれませんが、選考中の企業を増やすとメンタルを保ちやすいです。私の合言葉は「全ての企業が落ちる可能性は2048分の1」でした。これは私が11社の選考を進めており、その全ての企業が落ちる確率です。単純に2を11乗した数字ですが、この数字を計算すると安心しました。どんなにヘマしても2048分の1を引く気がしなかったからです。自分なりに数字の根拠を示すと、ただの自己暗示にならず説得力が増すのでオススメです。

退職なんて怖くない

退職交渉は色々と辛い思いをしましたが、私が辞めても部署が回らなくなるということはありませんでした。退職を願い出た際は、今辞められたら正直困るから3ヵ月は続けてほしいと言われましたが、就業規則通り退職の旨を伝えてから1ヵ月で辞めても何ら影響はありませんでした。

影響がないよう陰で努力をしてもらったのかもしれませんが、そこに申し訳なさを感じてズルズル先延ばしにしてしまうと、自分自身のチャンスを見失います。罪悪感がゼロではありませんでしたが、私にも譲れないものがあると確固たる決意をもとに交渉し、希望通りの期間で退職を実現しています。退職後在籍している社員と連絡を取る機会がありましたが、運営は特に問題ないとのことです。

経営者側からすると、少しでも長くいてもらったほうが都合が良いので、使えるものは使っておきたいという思考です。それを色々な言い回しで伝えられますが、真に受ける必要は全くありません。自分の人生を大切にしましょう。

私が退職交渉の際に意識していたのは、会社や所属するメンバーに対する愚痴は絶対に言わないことです。愚痴を言ってしまうと、解消に努めるから残ってほしいなどと辞める理由をなくす流れへ進められてしまいます。仮にその問題が解消されたとしても、一度辞めると申し出たメンバーへの不信感は消えないため、仕事を任せてもらいにくくなります。その状態は双方にとっても良くないので、魅力的な条件を出されたとしても冷静に考えましょう。なかには親身になって引き止めてくれる方もいると思いますが、私の周りにそんな方はいませんでした。自分の人生の舵取りは自分でやるしかないのです。

 

以上、今回の記事は「転職活動をやる前に知っておきたかったこと」でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

読んでくれた方の転職活動が上手くいくよう心から応援します。