30代未経験者がSaaS業界へ転職するために準備すべきこと3撰
みなさんこんにちは。ゆうです。
このブログでは、30代未経験からSaaS業界へ年収アップで転職した私が、内定を獲得するために実践してきたことについて発信しています。
今回は、30代未経験者がSaaS業界へ転職するために準備すべきこと3撰を紹介します。
SaaS業界に行きたいけれども何から始めてよいかわからない。
そんな方はぜひ参考にしてみてください。
実際に、私が3ヵ月でSaaS業界へ転職できた経験を振り返り、やってよかったと個人的に思っている内容をまとめています。
目次
- SaaS業界について知る
- 営業プロセスについて理解
- スキル・経験の棚卸
転職が決まった時、周りの人から「次はどんな仕事をするの?」と聞かれ、
「SaaS業界でカスタマーサクセスをやるよ」と答えるのですが、結構な確率で「サース?聞いたことない...」と言われます。
悲しい気持ちになりますが、知ってる人は知っているものの、まだまだ世の中的には認知されていない業界なのだと、この経験を通じて思いました。
もしかすると私の周りがたまたまそうだっただけかもしれませんが(笑)
つまり何が言いたいかというと、これからますます注目されるようなSaaS業界への転職は今が狙い目です。
これが5年、10年と経過すると、人材も飽和し、未経験者が滑り込めるイスが少なくなります。
もしくは、すでに仕組み化が行き渡り、スキルを持たない人材でも行える仕事にしか携われない可能性があります。
今のうちからしっかりと準備を整え、SaaS業界への転職を成功させましょう。
1.SaaS業界について知る
「SaaS」は「Software as a Service」の略で、私が理解する時にイメージした内容は、クラウド(インターネット)上で顧客にソフトウェアを提供するサービスです。
私が前職で経験したSaaSプロダクトでは、インターネット上で勤怠管理ができるサービスがありました。
パソコンを普段から仕事で使う方は、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントなんかをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
そんなSaaSプロダクトを提供する企業は、サービスを利用していただいた顧客に対して、継続して利用した分料金を支払っていただくサブスクリプション(定期購読、継続購入)型のビジネスモデルを基本的には採用しています。
代表的なサービスでいえば「Netflix(ネットフリックス)」が挙げられ、一定料金を支払えばドラマや映画、アニメなどが見放題といったモデルです。
インターネットでSaaSやサブスクリプションといったワード、もしくは気になるサービス名で調べてみると全体像が掴めるのでオススメです。
2.営業プロセスについて理解
これまでの一般的な営業は、自分でアポを取り、自分で契約を取り、契約後も自分でフォローを行っていました。
SaaS企業では営業プロセスごとに役割を明確にし、部門同士協力しながら営業活動を行っています。
その営業プロセスが通称「THE MODEL(ザ・モデル)」と呼ばれているのですが、就職活動中に読んだ本はこの一冊のみです。
「THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス」福田康隆著
THE MODELはSaaS業界ではかなり有名な営業プロセスなのですが、ざっくり一言で言ってしまうと、セールスフォース社というSaaS業界の超有名企業が実践しているフレームワークです。
現職を続けながらという方であれば、何冊も読んでいる暇はないと思います。
SaaSの営業プロセスについて網羅的に語られているので、営業プロセスの理解であればこの一冊を読めば十分です。
法人営業経験がないことが私にとって大きなハンデでしたが、面接中にTHE MODELを読み学んでいることを伝え、手ごたえを感じた場面もありました。
「入社後どんなことがしたい?」「数年後はどんなキャリアを描きたい?」という未来について聞かれる質問に対して、具体的な回答ができたのもこの本を読んだからだと言えます。
私はTHE MODELを読みその画期的な営業プロセスに惹かれ、SaaS業界に絞り転職活動を行いました。
3.スキル・経験の棚卸
30代になると、20代と比べて即戦力として活躍できるかどうかが問われます。
即戦力として活躍しないといけないのに、未経験者は何をアピールすべきなのかと悩んでしまいますよね。
面接へ進むためにも職務経歴書を仕上げないといけません。
いざ書こうと思いパソコンと向き合ったものの、なかなか作成が進まず私も非常に苦労しました。
結論、未経験者の場合、職務経歴書を採用担当者が読み、
・希望職種で必要とされるスキルと同等のポテンシャルを秘めている
・受動的ではなく、能動的に仕事ができる人
と思ってもらえるようなアピールを盛り込みたいです。
希望職種の経験はなくても、これまでの仕事の延長線上にあるのであれば、
採用担当者も活躍をイメージしやすいです。
また、即戦力として成果を上げられるイメージを湧かせるために、
能動的に仕事ができる人材であることをアピールしましょう。
課題に対して取り組み結果を出した経験や、成果をどのようにして達成させたのかを具体的に書けると良いですね。
採用担当者も期待ができる応募者でないと会おうとは思いません。
まずは会ってみたいと思わせることが大切です。
とはいえ、いきなり職務経歴書を作成するのは大変です。
なのでまずは自分のスキルや経験の棚卸を行います。
私の場合、スキルは主に
- 個人営業
- カスタマーサポート
経験は
- 管理職(マネジメント業務)経験
- 営業成績の改善
- カスタマーサポートの応対品質向上
- 中途採用の一次面接担当
- アルバイトスタッフの採用・育成
と書き出しました。
私はリユース業界で、中古品を主に個人相手から買い取る営業職からキャリアがスタートしました。
その後、店長職を経験し、カスタマーサポートセンターへ管理職として異動。
管理職では予実管理や所属メンバーのマネジメント業務に励む毎日でした。
バリバリ法人営業をやっていたわけでもなく、IT業界に身を置いていたわけではありません。
年齢もすでに30歳を超えており、リーダー経験を積んでいるからといって明確な強みになったというわけではないです。
だからこそ、経験が重要になってくると私は振り返っています。
経験から能動的に課題を見出し、解決できる人間だと思ってもらうのです。
これは書くほどでもないなと自分では思ってしまうかもしれませんが、そんな気持ちは一度捨てて思いつく限り書き出してみましょう。
一通り洗い出したら、次はそこから希望職種に”活かせそうな経験”を深堀りしていきます。
例えば私の場合、個人営業は行っていましたが、
何度も調整を行い契約まで結びつけるような法人営業は行ったことがありませんでした。
ですが、
- 営業における所作やマナー
- 予算から逆算した目標設定に基づく営業活動
- 顧客との関係性構築
の3つは、法人営業でも確実に生かせると考えました。
反対に、法人営業だからこそ経験できる
- 決裁者クラスとの折衝経験
- 関係者間の調整業務
や、リユース品のような有形商材ではなく、無形商材だからこそ経験できる
- クライアントの課題ヒアリングに基づく解決策の提案
はこれまで行ったことがありません。
このように、自分に足りない経験を明確にすることが大切です。
明確になっているからこそ、別のエピソードでアプローチが行えます。
面接でも間違いなく聞かれる内容なので、あらかじめ回答を想定しておくことにも役立ちます。
以上が「未経験者がSaaS業界へ転職するために準備していたこと3撰」でした。
これからも未経験からSaaS業界への転職を考える方に役立つ情報を届けてまいります。
読んでいただきありがとうございました。